「Webライターになるには、具体的に何をすればいいの?」
その結論として、Webライターになるには4つの手順があります。
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本記事では、他の記事よりも具体的に、Webライターになるための手順を解説します。それにより1円もお金を使うことなく、無料でWebライターになれます
失敗回避のために、Webライターの素養を確認する3つの診断項目も紹介しているので、ご参考ください。
Contents
WebライターとはWeb集客の代行人のこと

Webライターとは、Web上の記事全般を書いて集客を代行する人のことを指します。一般的に企業サイトの集客のために、売上に直結しやすいGoogle検索で上位表示されるような、記事を書くことが多い傾向にあります。
基本的には転職や職場での異動以外であれば、働く時間や場所に制限がありません。そのため、サラリーマンの副業や主婦の在宅ワークとして、収入を得るWebライターが増えています。
ちなみに収入は文字数×文字単価で決まるため、高収入を得るにはたくさんの文字数を書くか、スキルUPして文字単価を上げることが重要です。
このWebライターのメリットとして、未経験者でも即金性が高い点が挙げられます。ただし、クライアントからの記事作成のサポートがないため、上達するには独学力が求めれるという業界的なデメリットも。
独学できない大多数の未経験者に対して、高額の収入も払われることがないため、ネット上でWebライターへの悪い噂が多くなる背景があります。もちろんスキルUPさえすれば、未経験者から始めても高額収入を稼ぐことは可能です。
【失敗回避のための診断項目】Webライターへの素養が高い3つの能力
Webライターを始める前に失敗の回避をしたい人は、どのような能力が求められ、自分にその素養があるかを下記の3つの項目で診断してみましょう。
能力1 ユーザーに役立つ情報を情報収集する力 |
診断項目 ほぼ毎日Google検索をしていて、狙った情報を7~8割は探せるか? |
Webライターの仕事の8割は情報収集です。そのため、ほぼ毎日Google検索していて狙った情報を7~8割探せる人は、Webライターに対しての素養が高いと言えます。
能力2 自分が書きたい文章ではなく、読み手が知りたい文章を書く力 |
診断項目① 自分のやりたいことがハッキリしてるタイプか? 診断項目② 自分の好きなことを文章にするのが好きか? |
自分が書きたい文章(主観的)ではなく、読み手が知りたい文章(客観的)を書く力をWebライターは求めれます。そのため上記2つに対して「YES」の場合、Webライターに向いていない可能性があります。
能力3 ユーザーの目的達成に導く情報を、読みやすい形で文章伝える力 |
診断項目 優先事項を把握して段取りするのが得意か? |
上記が「YES」の場合、優先事項を考えてユーザーに寄り添った記事を書ける、優秀なWebライターの素養があります。
3つの診断結果を確認して、素養がないと判断された場合でも、訓練しだいでは問題ありません。ただ現状で3つの素養がある人は、Webライターに向いている可能性が高いと言えます。
未経験者からWebライターになるには資格は不要

ネットを見ていると、「Webライター 資格」と検索する人が多い傾向がありますが、Webライター未経験者でも資格取得は不要です。というのも資格では下記のように、選択問題の割合が多く文章問題の割合が少なかったり、採点基準が低い傾向があるからです。
資格 | 内容 | 採点基準 |
Webライティング能力検定 | 6科目中選択問題が5科目で 200~300文字の文章問題のある科目1つのみ |
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Webライティング技能検定 | 240文字~400文字の文章問題が4つ |
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参考:
経験を積み、クライアントから継続案件をお願いされる文章力が身についたら、肩書きにハクをつけたり知識を体系化できたりするので、資格取得してもOKです。
ただしWeb業界の背景として資格ではなく、文章力を評価する実力主義が一般的な傾向としてあります。そのため上記のような資格を獲得しても、未経験者の高収には直結しません。もっと気になる人がいれば、以下の記事で詳細を解説しています。
【4つの手順解説】未経験者からWebライターになるには?

未経験者からWebライターになるための手順は、下記の通りです。
【手順①】本を2~3冊読み、3割~5割ほど知識を入れてから文章を書いてみる 【手順②】5つのうちどの働き方にするかを決める 【手順③】フリーランスor副業の場合は案件を獲得する 【手順④】複数の案件を受注して作業の流れを覚える |
以下では「5つのうちどの働き方」の見出しで、各働き方において安定性や時間、気軽さなど条件を提示しているので、自分が今求めるものを選ぶのがおすすめです。
【手順①】本を2~3冊読み、3割~5割ほど知識を入れてから文章を書いてみる
まず未経験者だと全体像がつかめないと思うので、本を2~3冊読んで3割~5割ほどを理解する気持ちで知識を入れましょう。
ここで重要なのは、全部完璧に理解しようとしないことです。どちらかと言うと、ある程度の知識を入れたらWebライターを実際に体験し、知識と実作業をリンクさせることで、Webライターへと適合しやすくなります。
未経験者の本の選び方として、文章の書き方とWebライターの概要に関しての内容が、半々くらいのものを選びましょう。
2つの要素を満たす本を探す際、初月無料&無制限で読めるため、AmazonのKindle Unlimitedの利用がおすすめです。このサービスを利用し、1ヶ月だけ試して自分に合う本を探すと、気軽に始めてみたい人でも、お金をかけずに本を探せます。
【手順②】5つのうちどの働き方にするかを決める
次に、Webライターになるための5つの働き方は下記の通りです。

5つの働き方のメリットやデメリットを、プロのWebライター目線で解説するので、ご参考ください。
【安定×独立を重視】Web集客をしてる企業に転職する
メリット |
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デメリット |
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自社サービス販売のためにWeb集客に注力する企業、他社のサービスを代行で集客する広告代理店などの企業に転職すると、安定的収入を得ながらWebライターになれます。
そのため企業への転職は、安定的にWebライターになりたい人、2~3年後に独立してバリバリ稼ぎたい人におすすめだと言えます。
【独学力が高く成長軸重視の人】フリーランスのWebライターとして活動する
メリット |
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デメリット |
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まったくの未経験者でも、1年目は極限まで固定費を削減して、文章力強化に時間やお金(自己投資)使うことで、フリーランスでも短期間でスキルアップが可能です。
短期的な成長に重点をおいている人、独学力が高く高収入を得たい野心家の人におすすめです。
【最短×気軽さ重視】副業でWebライターを始める
メリット |
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デメリット |
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気軽に始めてみたい人、コツコツと継続して第2の収入源を作りたい人に、副業のWebライターがおすすめです。ただデメリットが影響して、副業で始める人は稼ぐのが難しい現状があります。
しかしWebライター講座やセミナーなどに自己投資することで、効率的に文章力UPが可能です。
【評判&条件の徹底比較】おすすめのWebライター講座・スクール11選!
【安定×最短】Web系の部署に異動して、Webライターの実務経験を積む
メリット |
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デメリット |
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すでに自社サービスを販売する企業に務めている人限定ですが、部署異動であれば転職の不安が少ないと言えます。
ただし中には成果主義に関して、ネガティブに考えるかもしれません。しかし、Web集客から収益化までダイレクトに関われるので、Webライターの市場価値は高くなると言えます。
極力リスクを減らしてWebライターとして成長したい人、文章と戦略(マーケティング)を一緒に学びたい人におすすめの選択肢です。
【短時間で収益化重視】アルバイトでWebライターを体験する
メリット |
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デメリット |
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未経験者でも時給1000円以上の収入を得られます。ただし中長期的に継続して、高額の収入を得たい人にはおすすめできません。
【手順③】フリーランスや副業の場合は、クラウドソーシングで案件を獲得する


3つ目の手順として、フリーランスや副業の場合は、クラウドソーシングで案件の獲得を行います。クラウドソーシングとは、オンライン上での案件のマッチができるサービスのことです。
たとえばクラウドソーシングの有名所では、依頼総額400億円超のクラウドワークスと、依頼総額1130億円以上のランサーズがあります。


未経験者の方は、「いきなりの案件獲得は不安…」と感じるかもしれません。しかしクラウドソーシングを利用するクライアントは、Webライターにプロレベルを求めていません。つまりクラウドワークスは、相手が未経験者や初心者だと把握した上で、募集しています。
したがって、クラウドソーシングは未経験者でも案件を獲得しやすいメリットがあります。とはいえ、募集案件に対して複数のWebライターが応募するので、応募文で採用されるコツをおさえないと、採用が難しいのが現状です。
ただ文字単価1円前後の低単価の案件であれば、未経験者でも問題なく採用されます。そのため最初の練習のうちは、文字単価1円前後の低単価の案件を狙いましょう。
【手順④】複数の案件を受注して作業の流れを覚える
案件を受注したら、下記の一通りの流れを実践できればWebライターになれたも同然です。
【案件獲得後の流れ】

未経験者のうちは、文章がおかしくなっている可能性が高いので、3回ほどは音読してチェックするのがおすすめです。なるべく自分の100点の記事を作成しないと文章力は成長しないので、1記事ごとに全力投球しましょう。
未経験者からWebライターになった私の体験談

完全未経験の状態でフリーランスとして、ワークキャリア(旧いなフリ)のWebライター講座を受講し、基礎を学んでWebライターを開始。モチベーション継続のために、オンラインサロンでのコミュニケーションを取りながら、少しずつ前進していきました。
ただ継続するごとに収入は少しずつ増えていきましたが、情報収集をしてキレイにまとめるだけの作業で、成長を全く実感できませんでした。実際に知識は身につきましたが実力は伴わず、当時は6ヶ月間で350記事以上作成しても、文字単価の交渉を断られていました…。
今となって思うのは、ノウハウだけ学んでも添削機会がないと、頭打ちになるという点です。ただ記事作成をしても、クライアントから反応がもらえないことが大半です。もし添削してくれるクライアントがいても、「ここをこの表現にしてください」とだけ指摘され、理由がないことがほとんどでした。
転機になったのは、自分の記事を添削してくれる人と出会ったことで、ここから一気WebWライティングスキルがアップ&単価アップしました。そのため努力をするのはもちろんですが、最良の添削者を探すことが重要な項目だと、実体験を通して私は感じています。
ただし、添削のない講座や添削回数が3回未満の講座も多いので、注意が必要です。
\添削付きのWebライター講座を探したい人はコチラ/
【2021年徹底比較】おすすめのWebライター講座・スクール9選|真剣度合い&条件別の選び方や評判も紹介
Webライターになる際の3つの注意点
Webライターになる際の2つの注意点は、次の通りです。
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特にWebライターを始める1番最初につまづくと、モチベーションが下がるので、未経験者は挫折しやすくなります。
ITリテラシーの低い未経験者にブログ開設はハードルが高い

「Webライターはブログを始めた方が良い」という記事を見かけますが、ITリテラシーが高くないとブログの開設~記事作成はハードルが高く、Webライター開始前に挫折しやすいと個人的には思います。
そのため、Webライターが文章の練習をするなら、noteかTwitterで始めるのがおすすめです。特にnoteの場合、登録したばかりのアカウントで記事を投稿をすると、他のユーザーからリアクションがもらえるため、モチベーションにつながります。
Webライターは本だけ読んでもほぼ成長しない
たまにインプットのみでアウトプットをしない人がいますが、Webライターを始める場合、実際に課題に直面してから知識を詰め込まないと、定着率が低いことが大半です。
そのため、最初は記事作成しながら困ったことを検索や本で解決し、5~10記事ほど作成したら状況を想像しやすくなるので、インプットの効果が倍増します。
もしWebライター講座やセミナーを受講するにしても、この段階がもっとも効果を実感できるタイミングだと言えるので、一気に成長したい人は講座受講の検討もおすすめします。
専業でないとモチベーション管理が難しい
専業化しない場合、モチベーション管理が難しくていつでもやめれるので、壁にぶつかるとすぐに諦める傾向があります。そのため、ツイッターやオンラインサロンでWebライター仲間を探して、オンライン作業会をするのがおすすめです。
特に、以下のような人に作業会は向いています。
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上記のような人は、あらかじめモチベーション管理をする仕組みづくりをしておきましょう。以下の記事でやり方を詳しく解説しています。
やる気と作業効率を3倍に!?もくもく会はWebライターの強い味方
まとめ
最後に振り返ると、Webライターになるには下記の手順でなれます。
【手順①】本を2~3冊読み、3割~5割ほど知識を入れてから文章を書いてみる 【手順②】5つのうちどの働き方にするかを決める 【手順③】フリーランスor副業の場合は案件を獲得する 【手順④】複数の案件を受注して作業の流れを覚える |
もし3つの素養の診断項目に該当しなかった人でも、Webライター向けの情報はネット上にもたくさん転がっているので、検索しながら即実践して1つずつ問題を解決すれば、OKです。