なぜ時間と労力のムダなの?WEBライティング能力検定の評判を紹介

Webライターノウハウ

Webライティング能力検定は、知識が体系化されたり好条件のオファーがもらえたりするので、中級者にはおすすめです。

ですが初心者にはおすすめできません。その理由を伝える前に、そもそもWebライティング能力検定に合格すると、

「信頼感を高めるライティング技術が身につく」

「販売や自己表現に役立つ効果的なライティング技術が身につく」

引用:Webライティング能力検定|一般社団法人日本WEBライティング協会

上記のように公式HPに記されています。

しかし実際に試験で書く合計の文字数は、ミニ論文の200~300文字程度、そして採点基準を見ても一部に不自然な部分がないければ満点を取れます。この事実から、初心者で文章力を鍛えたい人に対して、効果的でないと言えます。

そのため本記事では初心者で文章力を身につけたい方向けに、Webライティング能力検定が不要な2つの理由と、3つのおすすめの勉強方法を徹底解説します。10分後、時間をムダせずに文章力を向上させる最適な方法が分かります。

Contents

Webライティング能力検定とは社員教育に利用される中級者向けの資格

Webライティング能力検定はWebライター初心者~中級者向けの資格で、Webサイトの記事の質の向上を目的に作られた試験です。この検定は、一般財団法人の日本Webライティング協会が1年に2回開催しています。公式HPによると、Webライティング業界の中では最も歴史のある検定で、2012年から受験者数は計2200名以上いるとのことです。

また受験者は一般人向けというよりも社員教育向けで、㈱サイバーエージェント やKDDI㈱、 富士通㈱などの大企業の社員も受験しています。試験の概要としては、SNSやブログなどで信頼性の高い文章を書くために必要な、Webライティングの知識を学べます。そのため炎上のリスクがある大手企業の社員にとって、効果的な資格だと言えるでしょう。

Webライティング能力検定の評判

Twitter上でWebライティング能力検定において、以下の評判が見つかりました。

  • 自分の能力の現在地を把握できた
  • 1級を合格後に好条件のオファーがあった

プロフィールを見るとどちらの投稿者も中級者の方で、Webライティング能力検定を文章力UPのために受験していないことが伺えます。

自分の能力の現在地を把握できた

以下の女性は、プロフィールによるとWebライター8年目とのことです。ツイートによると、Webライティング能力検定で、自分の能力の現在地を把握できたようです。

上記の内容から、Webライター8年目の人でも悪戦苦闘している様子が伺えます。ただし長年の経験者であれば、Webライティング能力検定を受検することで、自分のWebライティングスキルと向き合う機会になります。

したがってWebライティング経験が長い人にとっては、体系的に学ぶことで知識同士が強く結びつき、高い果を期待できると言えるでしょう。

Webライティング能力検定1級を合格後に好条件のオファーがあった

また次の男性の方は、Webライティング能力検定検定1級に合格したあと、好条件のオファーがあったようです。ただこの男性のプロフィールを見ると、編集者としても活動しているようです。

好条件のオファーをもらえた理由は、もともと中級者レベルの文章力があった方が1級合格により肩書きができ、好条件の案件獲得につながったと推測できます。よって資格を取得しても、誰でも好条件の案件をもらえるとは言えません。

ちなみに報酬に関しては、日本WEBライティング協会の公式HP内の「よくある質問」でも、以下のように記載されています。

Webライティング能力検定の資格を取得したそのことだけで、すぐに報酬が大きく上がるというものではないでしょう。

引用:Webライティング能力検定|一般社団法人日本WEBライティング協会

よって報酬を上げたいと考える初心者が、Webライティング能力検定を取得しても、メリットが少ない様子が伺えます。

【評判のまとめ】合格してメリットを実感できるのは中級者以上

評判や公式サイトの内容をまとめると、Webライティング能力検定に合格するメリットは次の3つです。

  1. Webライティングスキルの幅広い知識を体系的に学べる
  2. 肩書きができるので就職や転職で箔がつく
  3. 日本Webライティング協会から案件の紹介や斡旋をしてもらえる

すでに文章力があり、プロフィールや名刺の肩書きに泊をつけたい中級者にとって、メリットのある資格と言えるでしょう。そのため初心者のように文章力の向上が目的なら、不要だと言えます。

Webライティング能力検定Webライティング技能検定の大きな違いは対象者

Webライティング能力検定に類似している検定で、Webライティング技能検定という検定があります。下記に、2つの検定の違いをまとめました。

大きな違いは、Webライティング技能検定は未経験~初心者向けで、Webライティング能力検定は初心者~中級者が対象な点です。そのため、Webライティング技能検定の方が難易度が低いと言われています。したがってWebライティング技能検定は、「昔から国語が苦手」と感じている人でも、難易度的には問題ありません。

試験形式としては、Webライティング技能検定ではオンライン受検可能ですが、Webライティング能力検定は2021年の7月時点でオンライン受検ができません。よって育児中の女性や地方に住んでいる人は、Webライティング能力検定を受検しにくい特徴があります。

また、Webライティング能力検定の資格の期限は2年で更新費用12,000円なので、副業で少しだけやる人にとっては費用がかさむと言えます。それでも受けるべきか迷っている人向けに、それぞれの検定がどんな人におすすめかをまとめました。

検定おすすめの人
Webライティング能力検定
  • ビジネスで使える中級者レベルの知識を体系的に学びたい人
Webライティング技能検定
  • パソコンやタイピングが苦手な人
  • クラウドソーシングの案件に必要な知識を超基礎から学びたい人

1級合格は全科目で9割以上が最低ライン!Webライティング能力検定の難易度は高い

Webライティング能力検定で1級を目指すなら、満点の88点中8点しかミスができないため、初心者にとって難易度の高い資格だと言えます。ただ通常の試験とは異なり、試験での点数に対して1~3級が割り振られるため、3級から徐々にステップアップすれば、全然問題ありません。

それぞれの合格点の基準は以下の通りです。

3級に関しては、一般的な仕事を行う上で最低限のスキルがあれば、合格できます。ただWebライターとしての箔がつくのは1~2級で、1級ではトップレベルの知識、そして2級では仕事に必要な十分な知識が必要です。

運営元によると、試験は下記の計6科目の中の計95個のテーマから各専門知識を、幅広く勉強する必要があることが伺えます。

  • 国語
  • Webライティング
  • コピーライティング、メールライティング
  • SEO
  • 倫理・法律、炎上対策
  • Webライティングに関するミニ論文

もし初心者が1級に合格したいなら、ミニ論文以外の暗記科目は最低でも9割以上を正解する必要があります。

Webライティング能力検定1級の勉強方法&勉強時間

以下で、Webライティング能力検定1級の勉強方法&勉強時間を紹介します。

動画視聴者限定で、勉強の教材の3000円引き&非売品テキストももらえるので、受験を考えている人は要チェックです。

運営元が販売するDVD教材を活用して勉強する

確実に1回で一級を取得したい方へ 大変お得なDVDセット(19800円、消費税・送料込)

暗記科目で9割以上をとるのが前提だとすると、文章慣れしていない初心者にとって、Webライティング能力検定1級の合格のキーは、実技のミニ論文だと言えます。というのもテキストにはない問題が出てミスすることも考慮すると、ミニ論文ではなるべく多く点数をとらないと不合格になるからです。

もし確実に1級を取得したいなら、Webライティング能力検定の運営元が販売している、教材がおすすめです。教材セットの内訳は、下記の通りです。

  • 合計2時間26分収録した2枚組のDVD
  • PDFと印刷物のテキスト
  • 論文の添削サービス
  • 3回までのメール質問

ただ論文の添削サービスですが、ミニ論文添削2文までとしか記載がありません。しかしミニ論文の大まかな採点基準として、意味が分からない文章や分かりやすいとあります。つまりこの2つの基準を意識し、誰が読んでも理解できる文章なら13/16点以上は取れるので、不安な人は知り合いに見て確認することをおすすめします。

また少しでもお得に受験したい方は、下記の動画(10:50~)で、3000円の値引きと「Web漢字・新語検定」公式テキストの、2つの視聴者限定サービスがあります。

Webライティング能力検定1級の勉強時間&勉強期間

Webライティング能力検定1級の勉強時間は、下記の通りです。

  • テキストにして約130ページ(読むだけなら1時間ぐらいのボリューム)
  • その他にDVDの視聴(合計2時間26分)
  • 文字数200~300文字ほどのミニ論文の対策(0.5~1時間)

上記の内容を何度か復習する場合、1ヶ月ほど勉強期間を確保すれば合格できるでしょう。

プロのWebライターのが考える、初心者にWebライティング能力検定が不要な2つの理由

Webライティング能力検定が不要だと考える理由は、次の通りです。

  1. 資格取得よりも必要なのは実際に記事作成をした実績
  2. 文章作成に慣れる前にインプット重視の学習をしても8割は忘れる

おそらくWebライティング能力検定を受けたい人は、高単価案件を獲得できるかもと考えているかもしません。しかしクライアントは、資格をアピールする人を白い目で見ています。

①採用の決め手は過去の実績記事やポートフォリオだから

クライアントは資格の有無を見ているのではなく、あくまで過去記事の実績やポートフォリオ(実力が分かる記事のサンプル)を見て、文章力をチェックしています。

なぜなら営業でデキるオーラを出しても、文章が書けなければクライアント側で採用ミスと判断されるからです。

それに実際にクライアントに聞いた話ですが、Web業界では資格を重要視せずに資格をアピールしていると、白い目で見られるとのことでした。そのため、初心者がWebライティング能力検定で知識だけ身につけても、意味はありません。

②案件獲得~納品をあまり経験せず、インプット重視の学習だと8割は忘れる

私の経験ですが、実際に案件を受注して文章を書いて納品までを実際に行ったことがないと、インプットしただけでは8割は忘れています。

というのも、初心者というのは、案件を通じて用語の意味や視覚を通じて、「こういうものなんだ」と理解しないと定着できません。さらに文章作成の観点から考えると、学んだ知識に対して、同じパターンで書くことが皆無だからです。

したがって、Webライティング能力検定のようなインプット重視の学習方法は、初心者にとって役立ちません。しかしそのことを知らないと何度学習しても頭に入らず、「全然定着できてない…」と感じ、モチベーションがなくなってしまうことも

初心者におすすめのアウトプットで文章力を身につける3つの勉強方法

初心者におすすめするアウトプット重視の勉強方法は、次の通りです。

  1. 案件を獲得して即実践すれば5記事で慣れる
  2. ブログかアフィリエイトで週に1~2記事書く
  3. 慣れたら90~100点の記事作成に専念する

独学で継続できない人は①→③を実践し、コツコツ作業できる人は①~③を実践するのがおすすめです。

①【独学で継続できない人向け】案件を獲得して即実践すれば5記事で慣れる

1つ目は案件をクラウドソーシングで獲得して、即実践するのがおすすめです。当たり前ですが、案件受注によって強制的な環境を作れるからです。そして強制環境で、文章における問題や疑問を調べながら解決した方が、短期間で確実に成長を感じられます。この学習方法は意思が弱く、強制的な環境がないと継続できない人向けです。

ただいきなりだと、「私にはムリ…」と不安な人もいるでしょう。ですが一般的に、クラウドソーシングを利用するクライアントの多くは、Webライターにプロレベルの文章力を求めていない傾向があります。そのような背景を知っておくと、心理的ハードルを大きく下げ、良い練習場所として活用できます。

しかしこの学習方法で1つデメリットを挙げるなら、クライアントから添削してもらえない点です。よって、どこが悪かったのか1人では判断がつきません。ですがココナラのようなサービスでプロに添削してもえると、次回からの改善点を見つけられます。そのため、記事作成後に不安で納品できない人にもおすすめです。

②【コツコツ作業できる人向け】ブログかアフィリエイトで週に1~2記事書く

2つ目は、ブログかアフィリエイトサイトで週に1~2記事書くのもおすすめです。その理由は、案件獲得をして他人の記事を書くより、自身のサイトで上手くいった方が継続的な報酬が多いため、「より読まれる記事にするには?」と、自分ごと化できるからです。

それにより、上位記事(競合)との差を細かい部分まで分析でき、短期間でも最低2倍以上は文章力をUPできます。

たとえば良い競合の記事には、

  • ひと目見ただけで理解できる文章
  • 画像
  • 箇条書き
  • ナンバリング

など分かりやすくするために、細かい部分において工夫されています。初心者の方は同じ見出しの内容を伝えるに際に、上記の要素をどのように使って、「ここは自分の書き方よりも良い点だ」と実感してマネすることが、文章力を一気に向上させる秘訣です。

もし他人に見られるのが嫌な場合でも、質高い記事でなければ上位表示されないため、文章力が未熟な状態で他人に見られることはゼロです。そのため強制環境がなくても、自分でコツコツできる人に向いています。

③【文章力をさらに上げたい人向け】慣れたら90~100点の記事作成に専念する

文章を書くことに慣れたら、自分的に90~100点の記事になるまで一球入魂しましょう。具体的には、構成案や図表、文章などを細部までこだわりましょう。私の体験談では、自分にとっての90~100点の記事を書いた経験により、読まれる文章に必要な能力が1週間単位で向上しました。

その理由として、記事数をたくさん書くと作業が増えるため、ライティングの問題をないがしろにしてしまいますが、90~100点の記事を書くことで問題と1つずつ向き合えるからです。以下の記事で詳しく解説しています。

【師匠直伝】Webライターで実績なしの人向け!1記事入魂型のポートフォリオ作成でライティング力が爆伸び

もしブログやアフィリエイトサイトで記事作成した場合は、他人に文章を見られないので真剣度合いが低下しやすく、反対に案件の獲得をして記事作成をした場合は、流れ作業になりやすいデメリットがあります。

そのため文章を書くことになれたら、90~100点の記事作成を目指すことで、ライティング力を一気に向上させられます。ただし主観的にばかり記事作成をしていても伸び悩むので、第三者に添削してもらうことで、さらにライティング力を強化できます。

もし伸び悩んだら、添削回数が3回以上あるWebライター講座がおすすめです。以下の記事で添削回数の多いWebライター講座を紹介しています。

【2021年徹底比較】おすすめのWebライター講座・スクール11選|初心者、育児ママ、本気の人向けの選び方&評判も紹介

Webライティング初心者はアウトプット型の学習が効率的

最後にWebライティング能力検定の評判を振り返ると、

  • 自分の能力の現在地を把握できた
  • 1級を合格後に好条件のオファーがあった

上記のように中級者にとってメリットのある内容でした。そのため初心者が文章力を見につけたい場合は、下記の3つの方法がおすすめです。

  1. 案件を獲得して即実践すれば5記事で慣れる
  2. ブログかアフィリエイトで週に1~2記事書く
  3. 慣れたら90~100点の記事作成に専念する

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