「会社をやめて、いなフリに参加すれば何かが変わる」
「こんなに良い声があるなら、きっとここでしか学べないことがあるハズ」
こう思っていませんか?
このように安直に考えて受講するのは、おすすめしません。
本記事ではいなフリを否定したいのではなく、他の記事を見ると良いことしか書かれてないので、今後の受講生に向けて私が感じた事実を辛口でまとめたいと思います。
いなフリは、下記のような人は魅力的だと感じるかもしれません。
- 自分ひとりでモチベーションを継続できない人
- 少しやってみたい、自分に合うものを探してみたい人
逆に「コレで食べていきたい」という真剣度合いが高い人には、おすすめしません。
というのも、いなフリは良い講師陣に恵まれた場合は最高ですが、参加前はどの講師が来るか分からないため、反対に講師陣に恵まれないと、「会社をやめなきゃよかった…」と思ってしまうことも。
数あるスキルの内、私はWebライティングを選択したので、Webライター講座をメインに失敗談と感想、その後(1ヶ月~1年後)をご紹介します。
私が感じたことを辛口でまとめているので、これからいなフリを受ける方も、いなフリを卒業したばかりの方も、行動選択の判断材料にしてみてください。
Contents
いなフリの3つの失敗談
いなフリでの失敗談を、次にまとめました。
- 目的の未設定&拠点の周辺を念入りに確認せず、拠点選びに失敗した
- 学習内容はいなフリ以外でも学べるWebライティングスキルだけ
- 受講後は拠点に滞在しないとアフターサポートがない
1年後に同期と連絡を取ったら、すでに会社員に戻っていたり、Webライターをやめていた人が7~8割以上でした。
①目的の未設定&拠点の周辺を念入りに確認せず、拠点選びに失敗した
目的の未設定&拠点の周辺を念入りに確認しないと、拠点選びに失敗する可能性が高くなります。実際に私は2つのことで、失敗を実感しました。
1つ目は、同時に複数の拠点でいなフリを実施するため、拠点ごとに講師のレベルに大きな差があったことです。ただ数日だけ特別ゲストとして月数百万稼ぐ人が来ましたが、受講前には知らされないので、自分の学びたいジャンルの内容を学べるかは運しだいです。
2つ目は、拠点によって車じゃないと買い物に行けなかったり、仕切りのない相部屋でひとりの時間がなかったり…。それによりWebライティングを学ぶ以前に、生活することに自体にストレスがかかりました。
以上の2つのことから、学習環境を100%に近づけるためにも、目的設定(学びたいことの設定)&拠点の周辺の確認は超重要だったと実感しました。
特にやりたいことが決まってないと、講座期間中に気づいてもどうしようもなくなるので、注意が必要です。
②学習内容はいなフリ以外でも学べるWebライティングスキルだけ
私は初心者から始めても即金性が高いという理由から、Webライティングを学びました。
ただいなフリ中は気づきませんでしたが、スキルのないWebライターは依頼記事を何時間もリサーチしてキレイにまとめるだけなので、時給500~1000円程度の低単価ライターへ一直線なのが現状です。
にも関わらずいなフリで学べたのは、ネットで検索すれば見つかる文章の書き方の超基礎、そして案件の獲得の仕方だけでした。それもそのハズ、私が参加した拠点の講師陣は、初めて3~6ヶ月目のような人が半分以上だったので、クライアントに認められるスキルを学べず、単価は上がりませんでした。
実際にメンターの際に、「どうやって書けばよいのか?」と質問しましたが、回答はありませんでした…。そしていなフリ終了後、クライアントからの記事添削の機会はほぼゼロなので、一人で文章力を強化しないと単価が上げにくく、挫折しやすくなります。
③受講後は拠点に滞在しないとアフターサポートがない
1ヶ月間で独立できるだけのスキルを学べなかった場合、オンラインによるアフターサポートがないので、拠点に滞在費用(拠点によるが1日3000円前後)が必要になります。
そのためいなフリ終了後に戸惑う人や、受講後すぐに就職する人も一定数いると思います。そのことを考慮して考えると、一人ひとりに対する収益化までのサポートが弱いと感じました。
私個人の意見としては、独立後に3ヶ月くらいはオンラインでサポートしてもらえると、もう少しスムーズに活動できたと思います。
講師×やる気×同期=成果は0にも100にもなる!いなフリを終了後の感想
講師×自分のやる気×同期しだいで、成果は0にも100にもなると思います。やる気があるのは大前提ですが、講師陣の質が良く、刺激しあえる同期に恵まれるかで成果が異なります。
私の参加したしたときは講師陣の質がイマイチだったので、月5万円程度と成果を出せる人が少なかったです。それに対して実際に私が聞いた話では、講座期間中に月10万円以上稼げた人が多い拠点もありました。
個人の能力もあると思いますが、講座期間中から2倍の差があったので、その10万円稼げた割合が多かった拠点と私が参加した拠点とのノウハウの比較をしたら、やはり違いがありました。
そのためやる気と同期も大事ですが、最重要項目は講師だと感じました。
もしいなフリ受講を検討していて、失敗の確率を減らしたいなら次の2つは意識すべきです。
- やりたいことを決める
- 一定の知識の取得と実践をしておく
運悪く講師の質が低かったことを想定し、一定の知識を身につけておかないと、何を質問して良いのか分からないので、時間をムダにする可能性が高くなると思いました。
独学できる人は市場価値を2倍以上に!いなフリのその後の1ヶ月~2年後
フリーのWebライターとして2年経ってから振り返ると、
- フリーランスの超すごい人に会えて刺激的
- 1週間単位で成長が目に見えて楽しい
- キャリアを修正しやすい
と感じました。
そのためフリーランスとして働くなら、「今まで上司の影響で何年も仕事しても、成長してない…」という人でも、状況を逆転できる可能はあります。
具体的にいなフリ後の1ヶ月~1年後、私は以下のことに挑戦しました。
~いなフリのその後のまとめ~
いなフリのその後 | 収入 | やったこと・できるようになったこと |
~1ヶ月後~ | 【ライター】 8万円 | 文章を書くのが苦手で、講座期間中は1時間で500文字も書けませんでしたが、1ヶ月後に1時間で1000文字ほど書けるように。 文字単価1円だったので、単純に時給は500円UP。 |
~2ヶ月後~ | 【ライター】 15万円 | 専門性がなくても調べさえすれば書けると知り、執筆のジャンルを増やしたら収入が7万円増加。 |
~3ヶ月後~ | 【ライター】 20万円 | 生産性を上げるために、音声入力やショートカットキー、記事作成のテンプレートを作ったら、さらに収入が5万円増加。 |
~6ヶ月後~ | 【ライター】 20万円 | たまたま時給2000円ほどまで上がったが、ライティング力と収入が伴ってないと感じ、Webマーケティングやアフィリエイトについて学んでみた。 このときにWebライターは、記事作成だけやっていると、ただの下請けで単価アップが厳しいと実感。 |
~1年後~ | 【ライター】 10万円 | 市場価値を上げるために、アフィリエイターの下で修行。 SEOライティング、キーワード選定、コピーライティングについて学んだ。Webライターとしての付加価値が上がり始めた。 |
1ヶ月~1年後を振り返ると、モチベーションが高くて独学力がある人は、会社員として働くよりも自分の市場価値を2倍以上に上げられます。しかし会社員気質の強い人が記事作成だけやってると、単純作業でスキルUPせずに月20万円未満で伸び悩むかもしれません。
失敗を避けたいなら別のWebライター講座がおすすめ
いなフリよりも、実績のある講師からオンラインで学ぶことを、私はおすすめします。というのも、数ヶ月間だけWebライターをやって講師と名乗る講師よりも、専業ライターとして数年やってきた人の方が、講座の中身が濃くて具体的だからです。
中にはいなフリの講座は行動支援がメインのため、
- 自分ひとりでモチベーションを継続できない人
- 少しやってみたい、自分に合うものを探してみたい人
にとって、魅力的だと感じるかもしれません。
「コレで食べていきたい」という真剣度合いが高い人には、おすすめしません。自分でモチベーション管理できる人なら、退職&講座代と生活費で20万前後を払って運任せよりも、実績のある講師からオンラインで2~3ヶ月学ぶ方が、費用対効果は高いと言えます。
もしどのWebライター講座を選ぶが悩むのであれば、以下の記事でユーザー別にどの条件に着目して講座を選べばよいかを解説しています。
まとめ
いなフリのWebライター講座にそれでも悩むようでしたら、9タイプ診断というのがありますので、こちらで「研究家タイプ」、「芸術家タイプ」の2つの項目の順位確認をおすすめします。
もしこれら2つが高いのであれば、いなフリのような総合型の講座は向かない可能性があります。それよりかは、ガッツリ学べる特化型の講座の方が、相性が良いと言えます。